心に残る御御足

こんにちは。八木裕子です。
新年の挨拶投稿もしないまま、早いもので、今年も20日余りが過ぎてしまいました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて開店して一年余りの間、私にとって、特に心に残る御御足が2例ありました。
今日はその1例をご紹介したいと思います。

初めてお見えになったのは、たしか・・・暑い季節でした。
右の2趾の爪が当たるととても痛い。
マイシューズストーリーさんで厚みをとってもらったら?とご紹介されてのご来店。
病院でも異常はないと言われている。

でもでも・・・

これは本当に爪の厚み?
だとしても少し触っただけでも痛がられて、マシンで厚みを削るなんてできそうもありません。
他の爪と角質のお手入れはさせていただきましたが、こちらの指には触ることはできませんでした。

これは爪の厚みではなくて、爪の下にきっと何かあります。
それが神経を圧迫しているのでは?
異常がないという病院とは別の病院で詳しく調べてもらって下さい。

そうお伝えして・・・

その後、お客様は大きい病院の整形外科を受診。
普通のレントゲンだけでなく、CTもとって、
爪下腫瘍(良性)が発見されました。

その後、涼しい季節になるを待って、お客様は腫瘍を取り除く手術を受けられました。
ガングリオンという、ゼリー状のものが爪の下にできるという珍しい症例だったようです。
(簡単に異常なしと言い切ってしまわれている方が他にいるかもしれないことを思うと、
もしかしたら、珍しくないかも。)
こちらのお客様は、かれこれ8年ほど前から痛かったそう。

こちらが手術後の御御足の状態。
ふくらみがなくなっています。

手術をして、痛みがすっかりなくなったお客様。
ありがたいことに、傷がふさがった後、すぐにご予約のご連絡を下さいました。
その後も毎月ご来店下さってます。

痛みを何とかしたいとKanonを訪ねて下さって、痛みが解決したのに、
もう来る必要がないのに。
ここへくると安心だから、ずっとお世話になりたいと言って下さいました。
(感激!!)
私は見たままをお伝えしただけで、治療をしたのはお医者様なのですが・・・
一度、異常なしと言われてしまうと
もう病院へ行っても仕方ないという思い込んでしまう、
そういうことって、よくあることかもしれません。

看護師として医療機関を離れても、人の痛みをとるお手伝いができたり、
その方の生活の質に関われるというのは、本当にやりがいがあって、
こんな仕事をしたくて、始めたんだったと改めて思い返すことができました。

Kanonは医療機関ではありませんので、根本の解決ができないこともあります。
状態によっては、医療機関への受診をお勧めさせていただきます。

それでも良くなるためのお手伝いはさせていただきたいと思っています。

八木裕子でした。

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