爪甲鉤彎症の対策?

こんにちは。

八木裕子です。久々の更新となります。

いつもつい手軽にFBページで施術例を紹介してしまうのですが、今日の施術例は、突っ込みどころ満載で(お客様に失礼な表現ではありますが、ご了承いただきました。)長くなりそうな気がして、やっぱりブログに。

厚い爪でお悩みのお客様。娘さんがこのHPより、当店を見つけて下さり、ご予約下さいました。

こちらが、その御御足。

まず右足。

周りの黒くなっているところは何日か前に、ぶつけてしまい出血。

爪そのものも根元から取れてしまうのではないかと思えるほどグラついてました。

次に左足

この左足さらに左側からのぞき込むと

空洞。爪が爪床に着いてません。(それが爪甲鉤彎症なんですが)

空洞という前に、ここにぎっちり、角質や垢、靴下の繊維など、いわゆるゴミが詰まってました。

少しばかり掻き出してからの写真。

 

こちらのお客様、かれこれ、3年位まえから厚い爪にお悩みで、いろいろ対策をとられてました。

まずは皮膚科に受診。

最初に行った皮膚科では、自分はもう歳だからこういうのはやりたくないなあと言われてしまいます。

でもこの爪がなんなのか教えていただきました。

爪甲鉤彎症(ふりがなつき)

ちょっと厚めのカードにそう書かれたものをご持参されました。

何なのかは教えてくれたそうです。

そして他の皮膚科を受診されます。

そこでは、見た目はワセリンの爪を柔らかくする薬というものを処方され、一日2~3回塗るよう言われます。

その薬がなくなると受診し、その時、少し爪を削ってくれるそうです。一年ほど、継続治療中とのこと。

この治療、一般的なのかどうかは存知ませんが、

私自身は、薬で爪を柔らかくするというのは、初めて聞きました。

そしてお客様がとった対策は皮膚科だけではありません。

かれこれ、3年ほど前から、インソール屋さんに通っているとのこと

(通っている!?←ここポイントです!!)

きけば、3か月に一度、2万円ほどするインソールを作り直していくのだそう。

インソール2万円はさほど高くもない気もしますが、3か月ごととは!!

同じ店で購入した靴がこちら。

普通の黒いスニーカーのように見えますが、男女問わず、黒いスニーカー以外選択肢はないのだそう。少しはおしゃれしたい気もしますし、職業がら、スニーカーというわけにはいかない方もいると思いますが、これしかない。このスニーカーにインソールを作るしかない。

おそらく同じお店に通っているんだろうな?という方、他のお客様にもちらほらいらっしゃいます。

これで約3万円。インソールが2万円だから、スニーカーは1万円くらいかな?

その後、3年間、3か月ごとに2万円。

足のお悩み、それはご本人にとって、とても深刻で、解決するならと、お金を惜しみなく使ってしまうこと、お気持ちよくわかります。

そして、見てのとおり、靴ひもどころか、サイドのファスナーでさえ、靴を脱ぐときに緩めていない。靴ベラを使い、そのまま履くのだそう。

履き方についての指導は受けていない。

(したとしてもお客様にはインプットされていない)

そして、実際の御御足より、2センチ近く大きい。

通う度に、前より歩き方が少し良くなったねと言ってくれるそうです。

お客様の目的である爪の状態に変化はないわけですが。

なんだか詐欺のような、悪徳商法の世界のような気がしなくもありませんが、

いわゆるフットケア界の常識を覆す、斬新な方法で改善に導くインソール屋さんのようです♪

時々お食事の指導もしてくれるそうです・・・

 

それでは爪のケアに話を戻します。

まず、右足のケア後。

1年以上塗り続けた柔らかくするお薬の効果は覿面。さほど削らなくても、ニッパーで切って行けばボロボロ爪がとれていきました。

ぶつけてしまった時の出血は、やはり爪床から爪が剥がれかかったもの。

やっぱり厚い爪は放っておいてほしくありません。

明らかにまだ傷が治っていないし、振動による痛みもあるため、今日のところはここで終了。2週間後にご予約いただき、状態が良ければ、ナープロ(付け爪)したいと思います。

念のため、受診していただくようお伝えしました。

左足はこんな感じになりました。

お悩みだった爪がとれたので、もうインソール屋さんにはいかなくていいかなあ?とおっしゃるお客様。

きちんとサイズに合う靴をお勧めしてくれる靴屋さんをご紹介させていただいたいと思います♪

ご来店ありがとうございました。

八木裕子でした。

 

 

 

 

 

 

 

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